この週末、都内のホテルで、インクスの山田眞次郎社長夫妻が媒酌人を務めたインクス社員同志の結婚披露宴に出席した。
インクスは山田社長の強力なリーダシップのもとに、製造業の基本となる金型製作の分野で新風を起こしている新しい企業である。全く新しいITを駆使した方法で、今まで45日かかっていた金型製作を24分の1の45時間に短縮して話題になっている。(24分の1改善したのではなく、24分の1にしたのである。)
小泉首相が蒲田の中小企業を見学して話題になったが、そのときの1社である。
今年の日経BPの「イノベーター大賞」の優秀賞を受賞している。
山田社長執筆の『インクス流!』という単行本を読むと、山田社長の日本の金型産業に対する想い、高い志に経営者として感心させられる。
今まで、山田社長には何回かお会いする機会があった。インクスの経営手法にはたいへん参考にさせていただく点が多い。
今回、社員同志の結婚の媒酌人を務められ、山田社長の誠意、誠実さに感銘を受けた。
社員を大切にする誠意が伝わり、社長の想いを二人に伝えようとする気持ちが強く感じられた。

山田社長と新郎
私もニフティの社長に就任以来、社内で従業員という呼び方を禁止して、必ず社員と呼ぶように言っている。
業務に従事する人員ではなく、@niftyのブランドのもとに、お客様に満足いただけるサービスを提供する事業をともにするメンバーである。
社員を大切にすることと、甘えさせるということは違うのは言うまでもない。
山田社長は20歳代、30歳代のメンバーにどんどん仕事を任せながら、なお手取り足取りメンバーを育てておられる印象である。経営者として教えられる点が多い。
日本の中小企業で、このように志が高く、経営に秀でた経営者がいることはたいへん心強い。
この結婚式でのひとつのエピソードを紹介する。
新郎はこのホテルのチャペルで結婚式を挙げたわけであるが、前からたいへんお世話になっている神父が関西におられたそうである。
その神父に結婚式を執り行ってもらいたく、ホテルに「シンプを連れて行きたいのだけど」と電話で問い合わせた。
ホテルの担当者は「もちろん、かまいませんが、新郎はどうされるのですか。」と・・・。
「神父」と「新婦」の間違いで笑い話のようなものであった。

神父いや新婦
結局、そのお世話になっている神父に式を挙げてもらったわけであるが、新郎によるとホテルの結婚式と披露宴は全てパッケージになっていて、ホテルからの請求書には「神父お持込料」と書かれていたそうである。
マニュアル文化の弊害である。ホテルの用意したパッケージにたいして、ワインやお酒と同じように持ち込むのは何でも「お持込料」になるわけである。
この話を聞いて私は簡単に笑えなかった。
ニフティの顧客サービスにも、このようなマニュアル化された対応をしている点がきっといろいろある。
時々、お客様から、ニフティの至らない対応を指摘される。
ずいぶん改善すべく手を打っているつもりであるが、まだまだ不十分である。
この課題は、終わりのないテーマであり「さらによい対応を」ともっともっと追求していかなければならない。
最後に付け加えると、この披露宴の新郎は私の愚息である。
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