米国CS経営の視察(その2)
今回の視察ツアーではエクセレントカンパニー9社を訪問した。
その中でも,特に印象に残った企業のひとつがJet Blue Airwaysである。
米国では常に新しい企業が台頭してきて、産業を活性化していることに驚かされる。
Jet Blueは99年に設立された新進気鋭の航空会社である。
最近の米国航空業界は「9.11」の事件以来、利用者の減少、燃料費の高騰などによりほとんどの企業が赤字だそうである。
その中で、Jet Blueは新しいビジネスモデルで、価格を一般の航空会社の半値近くにしながらも利益を出している。
しかも、16四半期連続で、である。
Jet Blueの躍進の秘訣は新しいビジネスモデルと徹底的なブランド戦略だと思う。
ビジネスモデルのポイントは、最新鋭の飛行機、インターネットによるダイレクト販売、在宅のコールセンターなどである。
最新のエアバス320を75台所有しており、保守費、燃料費が中古機に比べてはるかに優れており、乗り心地もとてもよい。
インターネットからの購入率は75%にもなっている。
サービスも米国的で、何しろすばやい。
インターネットでの購入率を上げるため、徹底的なブランド戦略をとっている。
利用者の方から訪ねてくるというネットという仕組みではブランドがたいへん重要である、ということを認識して、全てブランド戦略に結び付けて活動しているようである。
「Give people more than they expect.」のもとに、待たされないチェックイン,全て革張りでテレビの見られる座席など、低料金では考えられないサービスである。
Jet Blueは業績だけでなく、顧客の搭乗率1位、便のキャンセルなし1位、時間どおりの運航1位・・・とすばらしい結果を出している。
今後のリスクを挙げるとすれば、急成長にあわせた大量の人の採用である。
私はJet Blueのビジネスモデル、ブランド戦略、CS経営に圧倒されるとともに、感銘を受けた。
最新鋭機の採用、ブランド戦略、合理的サービスなど、異業種であるが、ニフティの経営に役立つ数々の点を教えられた。
数年後、米国の航空業界はJet Blueと同様な経営をするSouthWestの2社に席巻されるのではないかと思う。

ロングビーチ空港のJetBlue A320
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