ニューヨーク駐在の時代(その2)
ニューヨーク駐在時代に多くの方々にお会いしたり、知り合いになることができた。
その後の私の仕事や生き方に大きな影響を与えていただいた方も多い。
1969年だったと思うが、私はニューヨークのホテルで開かれたデータベースソフトのセミナーに出席した。
当時はまだデータベースという言葉そのものが使われていなく、確か、Auerbach社主催の「ファイルマネージメントシステム」というセミナーであった。
そのセミナーで、私はCharles Wangという中国系米国人に出会った。
たまたま、そのセミナーには東洋人は私とCharlesの二人であったため、よく話をした。
そのときの縁で、その後、よく食事をするほど親しくなった。
彼は子供のとき、台湾から米国に渡り、ニューヨーク郊外の研究所にソフトウェアのエンジニアとして働いていた。
私が帰国したため、その後15年ぐらい会わなかったが、Charlesは70年台に独立して、Computer Associates社(CA社)を設立する。
CA社はその後、マイクロソフト、オラクルに次ぐソフトハウスとなり、Charlesは文字通りアメリカンドリームの大成功者となる。
私が富士通でミドルウェアソフトを担当していたこともあって、Charlesとは何回も会ってよくソフトウェアビジネスについて議論した。
彼は常に技術より、顧客視点を優先する意見を主張していたことが印象に残っている。
ニューヨークでCharlesと私でデータベースの共同開発を発表したこともあった。
ニフティの社長室には、そのときCharlesから贈られた写真がかけられている。
その写真には次のような文章が書かれている。
Dear Tatsuzumi
Between us we are building the Lexus/Cadillac of databases!
Thank you again
Charles Wang
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