インクス流金型企業の再建
「今日(26日)の日経産業新聞の記事(26面)読んでください。なかなかでしょう。」
インクスにいる長男から、自慢げにメールが送られてきた。
日経産業の記事は「IT武装を追求、納期半減」というタイトルで,山形県の金型企業「ダイ精研」が業績を改善した物語がまとめられていた。
インクスは3次元CADでデザインされた携帯電話の金型を作り出すのに、従来45日かかっていたのを45時間で完成させる技術を開発した会社である。
これを目のあたりにした「ダイ精研」の大江社長は、インクスの山田社長に「中国の台頭に負けず、日本でモノ作りを続けるために圧倒的な短納期を実現するIT活用に賭けたい。」と支援を依頼する。
インクスは野村プリンシパル・ファイナンスと組んだ金型会社の事業再生ファンド「雷鳥」の第1号の投資先として「ダイ精研」を選ぶ決意をする。
昨年5月から、インクスは長男をリーダとする7人のコンサルタントチームを山形に派遣して、工程の大改革が始まった。
インクスのITをベースとした技術とダイ精研の生産手法の、双方のノウハウを融合させて、工程改革の仕組みを構築する。
その結果、高精度が要求されるコネクター量産金型の納期が40日から3週間に短縮したという。
新聞記事にある、「新しいことに挑戦することを恐れ、立ち止まったときから衰退が始まる。」という大江社長の言葉が印象的であった。
日本のモノ作りにこだわり、日本の金型産業の再生に挑むインクスに声援を送りたい。
私は親ばかだと思いながらも長男に、「さっそく記事、読みました。まったくすばらしい。まさに感動ものです。」とメールを送った。
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