@nifty BB Festa
一般に企業のトップが「顧客満足度」、「顧客志向」と方針を述べても、現場まで浸透することは簡単なことではない。
ニフティのようなネットのビジネスを行っている企業ではなおさらである。
お客様とニフティ社員との接点はメールや電話でのお問い合わせ対応が中心になり、お客様と直接、対面でお会いする機会はほとんどない。
私の思い込みかもしれないが、そのせいか、ニフティの社員は顧客満足度に対して実感が持てないようである。
ニフティのようなサービスを提供するものにとって、お客様の立場で、お客様の視線で、サービスを企画、開発、運用することができるかがもっとも重要である。
このような背景から、ニフティの社員にお客様と直に接する機会を持たせたいと考え、「@nifty BB Festa」というイベントを行うことにした。

@nifty BB Festa
@nifty BB Festaはニフティの社員が自ら企画、運営、アテンドするイベントで,お客様にニフティの光ブロードバンドのサービスを紹介、展示する目的でスタートした。

@nifty BB Festa 社内企画会議
社員中心にプロジェクトチームを作り,すべてこのチームが企画して、チーム以外の社員の参加も呼びかけ、情報共有サイトを立ち上げ、進捗を管理して進めた。

社内情報共有サイト
私は口を出さずに見ていたが、感心したのは、社員がイベントのアテンドをすることから、接客の仕方、応対の仕方、挨拶の仕方をトレーニングするため,専門家を呼んでセミナーまで開いて準備したことである。

マナー研修
このようにニフティ社員が企画、準備した@nifty BB Festaは昨年の8月、東京、大阪それぞれ千人の会員を招待して行われた。
会場風景
アテンドした社員は、それぞれ約100名、社員教育のためとはいえ、お客様10人にアテンドひとりという異常なバランスになった。

お客様との対話
そのためか、お客様のアンケートでも、「係員の方が大勢おられたのでびっくりしました。それだけ力を入れたのでしょう。感動しました。年に一回ぐらいこのようなイベントお願いします。」、「契約をとるためのイベントなんだろうけど、押し付けがましいところがなく、好感が持てた。」、「受付や会場のスタッフがとても礼儀正しかったです。」などとお客様への対応についてうれしいご意見もいただいた。

お客様との対話
アテンドした社員の声も、「体当たり的対応になった分、お客様の方で好意的に受け止めていただけたような気がします。」、「正直期待以上でした。来ていただいたお客様を間近に拝見させていただきましたが、大変喜んで帰っていただけました。今後もぜひこのような企画をやるべきだと思います。」、「社員がひとつになってひとつの催し物を成し遂げたことに、満足感を感じることができた。」、「お客様が当社提供サービスを体験されるなかで、興味深いことをおっしゃっていただけるので、とても参考になりました。メールなどでは、普段厳しい意見をいただくことが多いのですが、、お客様の喜ばれる表情を拝見できたことは期待以上だったと思います。」などと期待以上の成果が上がったようだ。
@nifty BB Festaはこのように、お客様に光ブロードバンドの時代の新しいサービスを知っていただくとともに、ニフティ社員とお客様のリレーションをより密にして、顧客満足度を高めるイベントとして成功裏に終了したと喜んでいる。
しかし一方で、「相談コーナーにお客様が集中していた。このようなイベントではもっと相談コーナーを充実させた方がよい。」、「相談コーナーが人気だったことから、もっと対面してお客様のご不満やお悩みにお応えする場所を設けたほうがよい。」と意見も上がってきた。

相談コーナー
このような意見を反映して、会員の方々向けに講習会と相談コーナーを主要都市で行う企画が立てられた。
この企画については次の機会に触れてみたい。
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